この患者様の場合は、起床時に突然始まった右側だけの麻痺や知覚障害、言語障害を認める。そして、視野が欠けるというような症状が見られていたことなどから、以前から脳梗塞のような症状があり(TIAかもしれない)、今回は狭窄の程度がより大きくでたための症状とも考えられる。(以前TIAを起こしたことのある患者様は、その後脳梗塞に移行する危険性が高い。)この後、CTなどの検査が行われ、脳梗塞かどうかを判断することになるだろう。